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『サード・デイ ~祝祭の孤島~』よりジュード・ロウ、キャサリン・ウォーターストンらのインタビューが到着/「悲しみを構成する“隔離”や“孤立” は現在のコロナ禍と共通する」

『夏』(第1~3話)の出演者であるジュード・ロウ(主人公サム役)、キャサリン・ウォーターストン(ジェス役)、監督を務めるマーク・ミュンデンの貴重なインタビューが到着。Twitterキャンペーンのヒントも書いてあります。ぜひぜひご一読ください。

Q. 実際にオシー島で撮影されたんですよね?森林の緑や島へ渡る道路の空撮など、映像がとても美しかったです。特にサムの顔を至近距離で捉えたクローズアップのシーンが多かったのが印象的なのですが、何か意図はあったのですか?

A. 監督: ありがとう、映像を気に入ってくれて嬉しいよ。視聴者にとってまだよく知らないこのサムという男が見知らぬ島にどんどん深入りしていくうちに視聴者と彼との距離を縮め、視聴者が彼の視点に近づいていき、3話に向かって進むに連れてどんどんサムの目を通した心理を共感するようになる、という効果を出すために敢えてアップの撮影を多用したんだ。

それに、オシー島はこの作品の象徴的な存在であり、この世界のソウル(魂)のようなものなので、出来る限り島の自然の美しさを捉えストーリーに生かすよう努力したよ。

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Q. 現実とそうでないものとのバランスを保つのは難しかったですか?

A. 監督: それが作品のテイストというか、作品自体に色々な要素が盛り込まれている。最近親しみのあるテリトリーになってきた気がするけど、過去の出来事からの深い悲しみを抱えながらも何とか生きていこうとする男が主人公で、ウィッカーマンのように一人の男が見知らぬ島に来て奇妙な習慣を体験する。

ストーリーが進むうちに、島の真実や島に伝わる伝説の方が習慣よりもはるかに奇妙であることが分かってくる。それが本作品のテーマであり、ただ悲しみに暮れているわけにはいかないという本作品のメッセージなんだ。

ホラー映画では恐怖という感情しか導かれないけど、本作品は恐怖だけでなく登場人物の深い悲しみやそういった感情の起伏を視聴者が共感できるように作ったつもりだよ。

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Q. 舞台俳優として、本作品にフェリックス・バレットや彼のシアターカンパニー”パンチドランク”が参加していることで、制作現場で舞台のような雰囲気はありましたか?”パンチドランク”の舞台を見たことはありますか?

A.ジュード・ロウ: 見たことあるよ。実はフェリックスとは同じ学校を出ているんだ。彼が僕より2~3学年下なんだけど。演劇というものにとても熱中している学生同士ということでお互い認識していたのを覚えているよ。

初めて見た”パンチドランク”の舞台は結構前になるけどロンドンで開催された『ファウスト』。それ以来”パンチドランク”のファンになり、フェリックスが仕掛け人とは知らずに何回か見に行った。それから再び親交を深め、6、7年前にこのエキサイティングな構想を教えてくれたんだ。”第4の壁”(傍観者としての観客)を外し視聴者が実際に島に来て作品の一部となり世界に没入できるというコンセプト。さっきマークが言ったように、この作品の要素は繋がっているけどある意味別々のもの。映画をテレビ用に作り上げたというか。

現場で舞台のような雰囲気があったかどうかという点については、第1話に出てくる、サムがジェスや島民たちと混ざってパブで飲んで盛り上がるシーンをリハーサルした時、フェリックスが”パンチドランク”から連れてきて島民役の俳優たちと大勢で、本当に賑わっているパブの雰囲気を夜通し再現したんだ。僕は知らなかったんだけど、舞台のようにすべてが計算して作り上げられ細部まで動きを振り付けされていたらしいんだ。僕とキャサリンはその空間に放り込まれたわけだけど、見知らぬ人々が次々に自己紹介してくるシーンの撮影は、夜中盛り上がっているパブに本当に足を踏み入れたような感覚だった。あのシーンはこのプロジェクト全体が舞台とテレビの融合であることを実感したね。

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Q. 本作品のテーマは悲しみ、苦しみ、信仰ということですが、現在のコロナ禍と共通する点はあると思いますか?このタイミングで放送されることで視聴者の受け止め方に影響があると思いますか?

A.ジュード: あると思うね。「隔離」や「孤立」は悲しみを構成する要素の一つだと思う。この数ヶ月間、隔離やロックダウンで今までは忙しさを理由に考えなかったようなことを深く考えた人は多かったと思う。

そして家族や知人を亡くした人も多い。家族や知人の死と向き合うことはまさに悲しみと直結するものだ。マーク、キャサリン、どう思う?僕あまりうまく答えられなかったから何か言ってよ。

A.監督: いや、その通りだと思うよ。このドラマは「孤独」の心理を描いているからね。この数ヶ月間みんな他人と接することなく過ごしてきたと思う。ドラマではサムは自分自身からも距離を置いているところがある。彼は自分自身を理解していないんだ。でもジェスや島民との関わりを通して自分自身を見つけていく。

彼の過去や彼が息子を亡くした悲しみとどう向き合っているかを見せながら、人には周りの人が必要だということを表現していて、それが「夏」のテーマでもある。

A.キャサリン・ウォーターストン: 監督がいると心強いわ。作品について上手に語ってくれるから。あ、それ言っちゃっていいんだ、とかもね(笑)。私が付け加えたいのは、人それぞれ”恐怖”に対する向き合い方が違う、ということかしら。

パンデミックの初期に、アメリカの大統領が、過去の伝染病に直面した多くの人たちと同様に、「これは中国の病気だ」と言った。何か問題が起きた時に他人のせいにするのは簡単なこと。

それはこのドラマでも言えることで、悲しみや苦しみへの対処の仕方として一番いけないのは他人を責めることよね。パンデミック初期にみんなが恐れていたような生活にはならなかったのは幸いだと思う。イギリスに関して言えば恐れていたものの真逆で、NHS(国民健康保険)を初めみんなが助け合って、サポートし合っている。とても感動したわ。ここ数年見られなかった一体感を感じられた。

一方、ドラマでは島民はよそ者を好まず自分たちだけのやり方で自分たちのコミュニティを守ろうとする。それは外界からの脅威に対する恐怖がそうさせているの。そういう部分に関しては現実にならないことを願うわ。

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Q.電気の通っていない無人島に、3つだけ持って行けるとしたら何を持っていきますか?

A.キャサリン: 何らかの音楽ね。レコード何枚かとレコードプレーヤーとか。あ、電源繋げないのか。空想だから別にいいわよね。木か何かにコンセントをさすのはどうかしら。

A.ジュード: そもそも島には何があるんだい?水や食べ物、火はあるの?火と清潔な水は必要だよね。

Q. 電気がないという条件だけ。携帯電話も使えません。

A.ジュード: 質問の答えになってないよ。オシー島で撮影していた時、実際に携帯電話の電波はなかったよ。寝に帰る家はあったけどね。まず水は大事。あとは食べ物と、体を温める物。

A.キャサリン: ピアノと何冊かの本。一体、何日間その無人島にいる設定なの?

A.ジュード: オシー島で週末にクルーのほとんどが帰宅したあと数人で島に滞在した時に気付いたんだけど、あまり物は必要ないんだよ。ただ島をエンジョイするだけ。島の気候の変化を楽しんだり、光の変化、ムードの変化とかね。濡れたり寒かったりしていない限り、とても快適だよ。島の自然な変化を楽しむという、喜びにあふれた場所だよ。

A.監督: 島の水道水は少ししょっぱかったよね。ボトルの水が必要だ。

A.キャサリン: フィルターとか?

A.ジュード: ティーバッグも必要だね。

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