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#1「サンダウン」/町山智浩が『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』全10話を徹底解説

社会派ホラー映画『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督と現代屈指のヒットメーカー、J・J・エイブラムスが組んだ話題の社会派SFドラマ『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』(全10話)。

さりげない描写に込められた深い意味やメッセージをしっかり読み取れるよう、アメリカ文化に詳しい映画評論家・町山智浩さんに1話ずつ見どころを解説、独自にポッドキャストで配信!

本記事ではそんな解説ラジオの内容を完全文字起こし!本編をご覧になったあとは、ぜひこちらをお聞頂き(お読み頂き)『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』の細部までお楽しみください。

冒頭の夢のシーンだけで物語の時代設定が分かる

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第1話の冒頭からスゴかったですね。朝鮮戦争の戦場から始まるのですが、敵がなんとウォーマシン。あのH・G・ウェルズの「宇宙戦争」に出てくる火星の歩行戦車とアメリカ軍が戦ってるんです。そこには円盤もいて、こちらはよく見ると1956年の映画『世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す』でストップモーションの巨匠レイ・ハリーハウゼンが作った円盤。つまり、本作の時代設定がだいたい1956年ぐらいだと分かるわけです。

またこのシーンでは、体が真っ赤なビキニの美女が出てきますが、これは後で説明します。さらに登場するのが大怪獣。体は恐竜みたいですが顔はタコになっていて、背中にはコウモリのような翼がついています。これはH・P・ラヴクラフトが創造した、宇宙から太古の地球へ飛来し深海に閉じ込められている邪神クトゥルーですね。いきなり冒頭から怪獣大行進のようなことになっていますが、その中で「彼は野球が大好きだった」とナレーションが聞こえてきて、クトゥルーの体が真っ二つになります。真っ二つにしたのは野球のバットで、それを持っているのはブルックリン・ドジャースのユニフォームを着た黒人野球選手。背番号は42──1947年に黒人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンで、先ほどのナレーションは1950年に作られた映画『ジャッキー・ロビンソン物語』のナレーションなんです。

なんだこれ、メチャクチャだな!と思うと、実はこれ、朝鮮戦争から帰還した主人公アティカスがバスの中で見ている夢でした。その時、彼の膝の上に乗っている本はエドガー・ライス・バローズの「火星のプリンセス」。夢の中に出てきた美女は“火星のプリンセス”デジャー・ソリスというわけです。「火星のプリンセス」は「ターザン」の作者でもあるバローズが1917年に書いた小説で、南北戦争で南軍の兵士だったジョン・カーターが、洞窟の中からなぜか火星にワープしてしまい、火星の美女に愛され英雄になるという物語です。

1950年代の黒人差別の実態が映し出される

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このシーンでアティカスの隣に黒人のおばさんが座っていて、カメラがグッと引くと「黒人専用席」という文字が見えます。南北戦争が終わった後もアメリカ南部では1964年まで人種隔離が続いていて、バス、トイレ、レストランは白人用と黒人用に分かれていました。つまり、そうした時代の物語であることがここで分かります。また、この黒人のおばさんが誰かというと、アメリカ人ならその服を見れば一発で分かります。1955年にモンゴメリというアラバマの町で、白人専用のバスの座席に座って逮捕されたローザ・パークスです。彼女の逮捕を受けてキング牧師がバスボイコット運動を始め、バスにおける人種隔離が撤廃されました。さらにこれをきっかけに公民権運動が起こり、人種隔離や選挙権を剥奪されていた南部での黒人の権利を取り戻すという、黒人の平等のための市民運動が始まるわけですが、それらのきっかけになったのがローザ・パークスなんです。

その後バスがエンコし、白人の乗客は助けられたのにアティカスとパークスはトウモロコシ畑のど真ん中に取り残されます。この時すでに2人は人種隔離が行われているケンタッキー州を出たところで、「ジム・クロウ法はないところだから」と言っています。ジム・クロウ法とは南北戦争後も黒人を差別していた南部各州の差別法のこと。その法を突破した場所なのに黒人は助けられない、つまり南部じゃないのに北部でも差別がひどいということが表現されています。

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なお、パークスがバスでアティカスに「何を読んでいるの?」と尋ねますが、彼女はインテリだから「火星のプリンセス」のこともその作者のことも知ってるわけです。バローズは「ターザン」を書いた人ですが、アフリカに行ったターザンがゴリラの王になるという内容の「ターザン」は白人至上主義的な作品であることが当時でもよく知られていました。ゴリラは明らかにアフリカの人々を意味していて、そこへ行った白人が肉体でも彼らより強くて王になるわけですから。また「火星のプリンセス」の主人公ジョン・カーターも南軍兵士で、バローズには非常に差別的なところがある。そのことをパークスに批判されたアティカスは「作品と作家は別。バローズが差別的でも小説は面白いんだよ」と言うものの、彼自身も困ってしまいます。

差別的な白人作家のSF小説を好む黒人オタクの葛藤

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冒頭の夢でも分かるようにアティカスはSFオタクで、白人の差別主義者が書いたSF小説が好きということに彼自身も困るわけですが、ここが一番重要なところです。ドラマ『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』のモチーフになっているのは、ホラー小説の巨匠H・P・ラヴクラフト。実は彼は白人至上主義の差別的な人で、そのことでSFファンやホラーファンを困らせてきました。ラヴクラフトは差別的だから表立って好きと言えないし、読んでることが恥ずかしい。でも小説は面白いし…と。

ラヴクラフトは1890年から1937年まで生きた人で、宇宙から来た怪物たちが恐怖を巻き起こすという、SFとゴシックホラーを合体させたコズミック・ホラー(宇宙的恐怖小説)を得意としました。彼は生前にほとんど小説が売れず貧困の中で亡くなりましたが、死後に友達が本をまとめて再評価されるようになりました。後のシーンでアティカスが手に持つ「アウトサイダー」という短編集は、1945年に復刊されラヴクラフトのブームを起こしたもので、『ラヴクラフトカントリー』はそれから10年後の物語。ラヴクラフトは評価されているものの小説の多くが非常に差別的でして、20代の頃には「ニガーの創造」という短い詩を書き残しているのですが、これがひどい内容。昔々、神が地球を創造し、人は神に似せて造られた。その次に動物たちが造られた。人間と動物たちの間があまりにかけ離れていたので、そのギャップを埋めるためにニガーが造られたというひどい詩なんです。そもそもニガーは黒人に対する差別用語だし、そんなひどいものをたくさん書いていたわけです。

そうした差別的な面に対してラヴクラフトのファンも「どうしたものか」と悩んでいた。日本でも「この人のアニメは好きだけど、発言が差別的で尊敬できない」なんてことがよく起こりますよね。そうした葛藤に対する答えとして描かれた小説が、マット・ラフという作家が2016年に書いた「ラヴクラフトカントリー」。これは「ラヴクラフトの小説は好きだけど、彼の差別的なところが気にかかる。だったらそれをうまく合体させて物語にできないか」という発想で生まれました。

「ラヴクラフトカントリー」の主人公はアティカスという黒人で、舞台はアメリカのひどい人種差別が公民権運動によって変わっていく1956年という微妙な時期に置き、ラヴクラフトを中心に1950年代の人種差別の恐怖を描いたものです。この小説をプロデューサーとしてドラマ化したジョーダン・ピール監督は、白人と黒人の混血で大のホラーオタク。つまりピール自身も同じような葛藤を抱えているわけです。またドラマの製作総指揮を務めるミサ・グリーンも黒人で、南北戦争以前に南部の黒人奴隷を逃がすネットワークを描くドラマ『アンダーグラウンド』も手掛けた人。そうしたベストなメンバーで作られたドラマが『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』です。原作よりもはるかに描写を膨らませていて、当時の時代がより分かるようになっています。

ロックンロールの歴史から葬られた黒人女性歌手たち

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アティカスはシカゴの叔父さんの家に戻ります。叔父さんの仕事は、黒人が自動車旅行で使うガイドブックの制作。このガイドブックとは、アカデミー賞受賞作『グリーンブック』にも登場していたグリーンに印刷された本で、1936年にヴィクター・ヒューゴ・グリーンという黒人男性が作った年鑑雑誌です。黒人がアメリカを旅すると町によって差別の形が違い、たいして差別しない所もあればすごく差別される所もあり、ひどい場合はレストランに入っただけで殴り殺されるような所もある。でも、黒人専用のホテルやレストランというのは、看板を見ただけではハッキリ分からない。そういうことを全部調べたり投稿を集めて、一つの年鑑にして出したものがグリーンブック。こうした本をアティカスの叔父さんは作っているわけです。

さらにレティシアというアティカスの彼女が登場するのですが、彼女の友人のバンドが演奏している曲というのも非常によく出来ています。豊満な黒人女性が歌っている「I want a tall skinny papa(やせたのっぽのお父さん)」は、シスター・ロゼッタ・シャープという豊満な黒人R&Bシンガーでありギタリストの曲。これはとても重要です。1955年頃というのは「ロック・アラウンド・ザ・クロック」やチャック・ベリーの「ジョニー・ビー・グッド」がヒットし、ロックンロールが始まった年といわれていますが、実はチャック・ベリーよりも前に黒人女性によるロックンロールが存在していたんです。それがシスター・ロゼッタ・シャープで、彼女は1940年代からロックンロールを歌っていました。

続いてバンドの歌手が「Whole Lotta Shakin Going On」を歌いますが、この曲も元々はビッグ・メイベルという豊満な黒人ギタリストが歌っていたもの。実はこの頃、ロックンロールは豊満な黒人女性によって歌われヒットしていたのですが、彼女たちはロックンロールの歴史から消されてしまいました。それは黒人差別よりも女性差別のせいです。こうしたケースで一番有名なのは、エルヴィス・プレスリーの最初のヒット曲「ハウンド・ドッグ」が、元々は豊満な黒人女性ビッグ・ママ・ソーントンのヒット曲だったこと。この曲は女性が浮気男のことを歌っているので、プレスリーが歌うと何のことだか分からなくなってしまうという、非常におかしなことが起こっているわけです。「Whole Lotta Shakin Going On」もジェリー・リー・ルイスという白人男性歌手にカバーされて大ヒットしました。つまり黒人女性ロックンローラーは、元祖でありながら白人または黒人の男性ロックンローラーにその偉業を奪い取られた人たち。こういうところもよく描写できています。

雑誌『ライフ』に掲載された1950年代の写真を再現

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アティカスと彼女と叔父さんの3人は旅に出ます。それは、行方不明になったアティカスの父が“アーカム”という場所にいると書かれた手紙を発見したからです。しかし、アーカムはラヴクラフトの小説に登場する架空の土地で実在しません。これはおかしい!でも“アーダム”という町は実際にあったらしいから、そのことじゃないか?じゃあ行ってみよう、ということになったわけです。アーダムという所も実際には存在しないらしいのですが…。アーカムは“ラヴクラフトの国”、だから『ラヴクラフトカントリー』というタイトルにつながるわけです。

3人がアーカムを目指す旅自体は、ラヴクラフトの小説「インスマスの影」が基になっています。これは主人公が自分の先祖を知っていくような旅を行う物語で、アティカスも母親の謎を解いていくことになります。そして車で旅に出た3人は、そこでいろんな風景を見ます。「白人/黒人」と書かれたアイスクリームショップで白人の客が主人公たちをからかったり、バス停に黒人がずらっと並んでいたり、非常に差別的な広告があったり。実はこれらの風景には基がありまして、『ライフ』という当時の雑誌に載っていた写真を再現したものなんです。すごくよく出来ていますね。ちなみにその写真を撮影したのはゴードン・パークスという黒人カメラマンで、彼はその後1970年代に『黒いジャガー』という映画を監督した“黒人による黒人のアクション映画の先駆者”。皆さんご存じの『シャフト』ですね。パークスが撮影した写真はカラーで、だから旅のシーンがあんなにキレイに再現されているわけです。

アメリカン・ドリームは黒人差別の上に成り立っている

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3人の旅の途中、ずっとスピーチのような音声が聞こえてきます。「アメリカン・ドリームは黒人の犠牲の上に成り立っている」という内容なのですが、何のことだか分からないと思います。実はこれ、ドラマの舞台から10年後にあたる1965年にイギリスのケンブリッジ大学で、ジェームズ・ボールドウィンという作家が政治評論家のウィリアム・バックレーと対談した時の音声です。

では、時代が合わないのになぜこのシーンで挿入されているのか? ジェームズ・ボールドウィンはゲイだった黒人で、最近は伝記ドキュメンタリーが公開されたり彼の小説が『ビール・ストリートの恋人たち』として映画化されるなど注目を浴びています。ボールドウィンはヨーロッパで高い教育を受けた後にアメリカに戻り、当時公民権運動を行っていたキング牧師をバックアップした人。いろんな場所で発言し、特にヨーロッパに対してアメリカの黒人差別の現状を伝え、国際世論を動かしたのです。

ボールドウィンと対談しているウィリアム・バックレーは、アメリカの新保守運動の旗手と言われている人。アメリカにおける新保守運動を、白人至上主義の差別的な運動から保守という思想で洗練させていきました。それまでのキリスト教原理主義だったり白人至上主義だったりあまり知性の感じられないようなものを、新自由主義(ネオ・リベラリズム)みたいに保守を政治思想・経済思想として論争に堪えうる学問にすべく『ナショナル・レビュー』という保守論壇誌を作った人でもあります。

このバックレーがケンブリッジ大学でジェームズ・ボールドウィンと戦うわけですが、そこでバックレーが言ったのは「アメリカで一番重要なものは、社会的な階層的流動性なんだ」。階層的流動性とは、働けば金持ちになれて、階層はあるけど頑張れば上に行けるチャンスがある──つまりアメリカン・ドリーム。地主が代々支配するヨーロッパとは違うと主張したのです。それに対してボールドウィンは「黒人労働者を搾取してきたから、その上にアメリカの資本主義が成り立っている。それは今もほとんど変わらない。白人の移民が一生懸命働いて金持ちになれるのは、黒人たちが何百年もタダ働きしてアメリカ資本主義の基礎を築いたからだ」と反論しました。

アメリカが近代化・工業化されていく中で、奴隷だった黒人たちは南部から北部に流れて重要な低賃金労働者になりました。でも、白人たちが工場で働いて出世するのに対し、黒人たちは差別のせいで出世できなかった。このような「黒人差別の上にアメリカ資本主義の自由が成り立っている」という反論がドラマの音声で使われているのです。

KKKの警察官によって隠蔽された黒人殺害

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3人がある町のレストランでご飯を食べようとすると、壁が白くて何か変じゃないか?と気づきます。実は店が一度焼き討ちされていて、その跡を消すために白く塗られたから。そこは黒人の入店を許されていたレストランでしたが、そのせいで焼き討ちされ、今は白人しか入れない店になっていたのです。そして3人は消防士たちに追われて殺されそうになるのですが、なぜ消防士が3人を追いかけるのか分からない人もいるでしょう。彼らがKKKだからです。

KKKは南北戦争後いったんなくなりましたが、1915年ぐらいにゼロから復活し、政党として議会に議員を送るようになります。その後、婦女暴行事件を起こして没落しますが地道に続き、その会員の多くが警察官や消防士だったのです。だから当時、警察官による黒人殺害事件はなかなか発覚しませんでした。公民権運動を行っていた学生たちをKKKが殺したという1960年代の事件を映画化した『ミシシッピー・バーニング』でも、その犯人はKKKの保安官でした。今アメリカで起きているブラック・ライヴズ・マターは警察官が黒人を殺すことで問題になっていますが、何が問題かというと、警察官の中に白人至上主義者が非常に広がっていること。だから、1950年代の警察官による黒人殺しを今TVドラマでやらなきゃいけないのは、今まさにその時だから。全然、時代が変わっていないんです。

その後3人はサンセットタウンという所に行きますが、そこは黒人が日暮れまでに町から出ないと逮捕される場所。昼間は黒人もメイドや掃除の仕事で働いていますが、日暮れになると町の外にある自分たちの家に帰らなきゃいけない。そんなひどい法律の町がアメリカにはたくさんあったんです。そして3人は強盗の濡れ衣を着せられ、アティカスが警察官たちに殺されそうになります。こんなことが当時は何万件もあったんでしょう。でもほとんどが闇に葬られたわけです。

ラヴクラフトの小説から飛び出した怪物の正体は?

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そしてここで謎の怪物が現れます。巨大な犬のような体に小さい目がいっぱいあり、アティカスが言う通り、ショゴスという生物ですね。もちろん実在しない生物ですが。H・P・ラヴクラフトの小説に出てくる怪物で、「狂気の山脈にて」などいくつかの作品に登場します。宇宙から古代の地球に飛来した、小説では「古のもの」と呼ばれている者たちの奴隷だった生き物がショースです。ドラマでは犬のような形をしていましたが、実際は不定形で、用途によっていろいろな形に変わる奴隷でした。

ところが、そのショゴスが反乱を起こします。ラヴクラフトは差別的なものも書いていますが、普通のコズミック・ホラー小説の中で、奴隷として仕える民族・人種・種族が主人たちに反乱を起こすという話もいくつか書いています。「狂気の山脈にて」も、宇宙から来た怪物たちの主従関係が逆転するようなことが書かれていて、そこにはラヴクラフト自身の黒人に対する恐怖があったと言われています。こうしたラヴクラフトの恐怖は、エドガー・アラン・ポーの小説「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」に影響を受けたともいわれています。こちらは1838年に書かれた小説で、南の島に行った船乗りが原住民たちに襲われるという内容です。ポーがこの小説を書いた年から7年前の1831年に、ナット・ターナーという黒人奴隷が奴隷たちを組織して反乱し、白人の奴隷主を夜中に皆殺しにするという事件が実際に起きました。この事件は奴隷を使っている人たちに恐怖を与え、そこから影響を受けたのが「ゴードン・ピムの物語」で、さらにこの小説からラヴクラフトが影響を受けたと言われています。

ラヴクラフト自身はロードアイランドという黒人があまりいない地域で一生を過ごしたため、実際に黒人と接する体験はほとんどなく、一時的にニューヨークに住んでいた時ぐらいだったそうです。その時に彼が感じた恐怖…彼が勝手に感じているだけですが、それを「レッド・フックの恐怖」という小説にも書いています。ニューヨークにブードゥー教の黒人たちがいて、子どもたちをさらって生贄にしているというひどい妄想話です。ラヴクラフトは病弱で世間にほとんど出たことがない引きこもりに近い人で、ニューヨークにいた頃も同様でした。だから、かえって人種の異なる人への勝手な妄想や恐怖を膨らませていたのでしょう。

『ラヴクラフトカントリー』は、ラヴクラフトが好きだけど黒人だという非常に画期的な主人公。朝鮮戦争にも出征しているから喧嘩も強い。そんな面白いキャラクターが、ラヴクラフトの世界に出てくるような怪物が跳梁跋扈する中をどのように活躍していくのか? いまだかってない超面白そうなドラマが始まりましたね。第2話以降もこうやって解説していきます。ではまた!

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