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『フレイザー家の秘密』ニコール・キッドマン&ヒュー・グラントらキャストと監督が語る製作秘話

ケンダル・ジェンナー、ヘイリー・ビーバー、キム・カーダシアン etc...名だたるセレブがSNSで感想を投稿するなど、アメリカ全土が熱狂したといわれる、この冬最注目のドラマ『フレイザー家の秘密』。主演のニコール・キッドマンとヒュー・グラントほか、共演者と監督が製作秘話を語ってくれました!超豪華メンバーが送る極上のサスペンス、ご期待ください。

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 本作で主役・グレイス役を演じたニコール・キッドマンが、『ビッグ・リトル・ライズ』のデヴィッド・E・ケリーと再びタッグを組んだ。ニコールは「彼が作りたいと思うものならどんなものであっても私も一緒に作りたい、と彼に伝えたのよ。そして彼がこのドラマの最初の2話分を送ってくれて、もう参加を決めたわ。彼のように中毒性のあるスリリングな物語を書ける脚本家は他にはいない」と参加の経緯を語る。

 さらに「私たちにとってこのドラマを手掛けられる唯一無二の人がスサンネだったわ。もう何年も前から彼女と仕事がしたいと思っていたの。彼女は本物のフィルムメーカーであり、アーティストであり、ストーリーテラーであり、物語を最高のものにできる手腕の持ち主でもある。彼女が手掛けたTVシリーズ『ナイト・マネジャー』も映画『未来を生きる君たちへ』も大好きだった。今回、彼女がこのドラマを引き受けてくれてとてもラッキーだった」と監督を務めるスサンネ・ビアを抜擢した理由も明かす。

 劇中、刑務所、裁判所、ニューヨークの街並み、アパートメントの中、警察署と様々な場所で撮影が行われ、その期間はなんと90日間にも及んだ。そんな長きに渡る撮影期間について「這うようにしてどうにかゴールまでたどり着いた気分!この手の作品を作る時はいつだってとても大変な努力が必要になるの。グレイスはほぼ出ずっぱりだったから余計に過酷だった。セントラルパークやニューヨークのアッパーイーストサイドといった美しい場所以外にもとても厳しい環境がいくつもあった。冬のニューヨークを映し出すことはスサンネにとっても、この物語にとっても非常に大事なことだったのよ。だから真っ白な雪景色をはじめとして凍てつく冬の光景が数多く登場する。そこから物語は真夏へと移っていくのよ。この大掛かりな世界観を捉えるという点においても、とても複雑な撮影になった」と振り返る。

今回意外にも初共演となるヒュー・グラントについては「ヒューの起用はスサンネのアイデアよ。素晴らしいと思った。ヒューのことは昔から知っていたし、お互いにいつかぜひ共演してみたいと思っていたの。彼がジョナサン役に吹き込んだ魅力や愛嬌、知性を彼と同じようにできる役者なんていない。このドラマはヒューの存在なしではうまくいかなかった。本当に他にはいない素晴らしい役者だわ。

ヒューはとても人好きする人物よ。どんな役でもこなせてしまうわ。あのカリスマ性と好感度を持つ人は彼をおいてほぼ皆無だし、まさにジョナサンに必要な要素だったのよ。役作りについて、ヒューも私もその瞬間を心のままに演じることを大事にするタイプよ。それでいて入念な準備もするタイプなの。だからヒューは撮影開始の何カ月も前からすでに脚本が全部頭に入っていたわ」とヒュー・グラントの演技に太鼓判を押す。監督がヒュー起用のアイデアを出し、ニコールが熱烈なラブコールを送ったようだ。

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そんなヒュー・グラントは、90年代のロマコメのプリンスだったが今や60歳。本作の出演経緯について「実はスサンネ・ビアと僕の間には不幸な過去があってね。10年ほど前にお互いにとても気に入ったある脚本があったんだ。彼女はすぐに映画化したいと考えていたんだが、僕が『もう少し手を加える必要があると思う』と伝えたんだよ。それに対して彼女が『いいわよ』と言ってくれてから約1年間、彼女はすべての仕事を断ってその企画に取り組んでくれたにも関わらず、挙句の果てに僕が『やっぱり映画化は無理だね』と言って企画から降りてしまった。僕のせいで彼女は家も失って子供も養えなくなったというわけだ。

だから彼女がこの企画に僕を起用したがっていると聞いてとても驚いたよ。絶対に嫌われていると思っていたからね。僕自身は彼女が手掛けたデンマーク作品の大ファンだったから――どれも素晴らしい作品だよ――彼女の存在が僕にとってはプラス要素だった。それにデヴィッド・E・ケリーも大きなプラス要素だったし、ニコール・キッドマンもそうだった。最近は色んなオスカー女優と共演するのが好きでね。何しろ共演すれば僕も一流の役者のように見えるからだよ(笑)」とジョークを交えて語った。

なんとロックダウン中にも関わらず、映画作品はもちろんTVドラマへの出演が増えたそう。「『とりあえずヒューにやらせてみるか』と思ったようだ(笑)。TVドラマの脚本を沢山読んだよ。でも、僕は近年出演した4~5本の作品で楽しい経験をしたおかげで随分と甘やかされてしまってね。どれもタイプが違っていて、素晴らしい監督、脚本の作品だった分、次に出たいと思う作品を探し出すのがとても難しくなってしまったんだ。前から良作に出会うのは難しかったけれど、もはや無理じゃないかとさえ思っていたよ。

ただ、今はそんな風に考えなくなったよ。さっきも言ったけど、ここ4~5作品を経て僕自身も少し変化したんだ。演技という点では以前よりも自分に自信が持てるようになったし、いい企画を見つけたら、そこで演じることに以前よりも幸せと満足感を得られるようになったよ」と過去の自分からの変化も明かした。

また、『パディントン』シリーズに自身もニコールも出演していたことに触れ、「実は前から考えていたことで、スサンネにも伝えた話があるんだよ。ニコールと僕がニューヨークの通りで激しく言い合いをするシーンを撮影している時に、僕らの背景を横切って行ったあるエキストラがいてね。あれは実はパディントンだったんじゃないか思っているんだ。例の小さな赤い帽子をかぶって横切って行ったような気がしたんだけどね」と笑いながら撮影時を振り返る。

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ニコール・キッドマンについては、「最初から驚くほど楽だったよ。メリル(・ストリープ)と共演した時を思い出した(『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』)。どちらも完全に素の状態でやってきてカメラが回るとその瞬間を演じるんだ。だから同じ演技は2度と見せない――まったく違う演技を見せるんだ。

さらにどちらも自分の演技にこだわるのではなく、共演者との演技を大事にする。相手の演じ方次第で自分の演技も変えられるんだよ。そういう人たちこそが名優と呼ばれるのだろうし、ふたりはその中でも最高峰の演者たちだ。おかげでニコールとの共演はメリルの時と同様にまるで上級特別クラスを受けているような気分だったよ。彼女とは今回が初めての共演だったけれど、顔を合わせればいつも気が合う者同士だったしね」と絶賛。

また息子役ヘンリー役のノア・ジュープの演技についても「驚異的な役者だし、何しろこのドラマの彼を観ながら忘れてはならないのは、なんとマンチェスター出身のイギリス人俳優だということだ(笑)。彼は逸材さ。しかも演技を絶対にミスらない。『いつかNGを出すはずだ』とずっと思っていたけれど、1回も出さなかった。とにかく素晴らしい少年だったね」期待を込めて語った。

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一人息子を演じるのは『サバービコン 仮面を被った街』『ワンダー 君は太陽』で演技力が高く評価され最新作 『ハニーボーイ』も話題となった、いま最も期待される実力派子役ノア・ジュープ。豪華な共演者に囲まれたノアは出演について「ちょうどその頃、『ビッグ・リトル・ライズ』が僕のお気に入りのTVドラマだったんだ。オファーを受けた頃、まさにあのドラマにハマっていたんだよ。だから『ビッグ・リトル・ライズ』の脚本を書いたデヴィッド・E・ケリーとそれに出演していたニコール・キッドマンのコンビと一緒に仕事ができると聞いてとにかく嬉しかったんだ。さらにヒュー・グラントが加わると聞いてもう唖然としたよ(笑)。しかもあのドナルド・サザーランドが僕の祖父役だなんてね」とオファー時の気持ちを振り返る。

ニコール・キッドマン、ヒュー・グラントとの撮影について「僕らは家族という設定だったからお互いに相手のことを等しく知っておく必要があったよ。だって、共演するってお互いに相手の反応を見て協力し合うことだからね。そのためにも関係性を築いておくことで共演しやすくなるし、ぎこちなさもなくなるんだよ。二人と打ち解けたのは、読み合わせだね。1日中かかるからいい機会だったよ。その時に一緒にランチをしたり、読み合わせからリハーサルが始まるまでの間に何度か会って話をして親交を深めたんだ。おかげで現場でも打ち解けることができたよ」と豪華な共演者たちとの共演する秘訣を語った。

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全6話を監督したのはデンマーク出身の女性監督スサンネ・ビア。『ナイト・マネジャー』で2016年エミー賞監賞を受賞するなど、その手腕を高く評価されいま注目を集めている。キッドマンと同年代の女性監督として、容疑者の妻となり、次から次へと知らなかった夫の真実が明かされていく主人公の心理をどう描くか注目が高まるが、本作についてスサンネは「私たちは他人をどこまで知ることができるのか? 果たして自分の直観をどこまで信じることができるのか?自分が目にしたものをどこまで信用できるのか?といったことがこの物語のメインテーマなの。これらは私たちみんなが人生の中で多かれ少なかれ直面する問題だわ。誰でも経験したことがあるでしょうし、今後もあり得ることだけにすごく面白くて興味深いことだと感じたの。さらに言えば、成功を収め、聡明で美しいグレイスのような女性を崩壊の中心に置いたらすごく面白くてたまらないんじゃないかと考えたのよ」と本作に込められたテーマを語った。

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▼放送情報▼
1/27(水)より 毎週水曜よる11:00 ほか
※1/23(土)よる7:45より 字幕版第1話先行無料放送

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