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【後編】「ゲーム・オブ・スローンズ」ファン代表が解説!各章の見どころと、意外な小ネタ。初見の方も、2周目以降の方も必見。

2020年8月に、スターチャンネルでは「ゲーム・オブ・スローンズ」全73話を「『ゲーム・オブ・スローンズ』全8章ノンストップマラソン」と名付け、100時間連続で一挙放送いたしました。

その放送にあわせ、全話を一気見したいけど「73話はやっぱり長い」と尻込みしそうな方、あるいは全話視聴に途中で挫折したことのある方が“完走”できるよう、「ゲーム・オブ・スローンズ」を愛してやまない熱狂的なファン3人に“サポートランナー”としてシーズンごとの魅力と見どころを熱く語って頂きました。

各シーズンごとに区切ってお話しておりますので、現在ご覧になっている章にあわせてお読み頂くと、よりお楽しみ頂けるかと思います。

本記事では第四章(シーズン4)~最終章(シーズン8)までを徹底解説しております。前半(第一章(シーズン1)~第三章(シーズン3))をご覧になりたい方はこちら>>

なお本記事は、そんなファン3人が熱く語った”座談会”の模様を番組として収録したものを、文字起こししたものとなっております。番組はYoutubeにもアップされておりますので、あわせてお楽しみください。

【参加者紹介】

■司会
茶一郎:フォロワー2.6万人の最新映画感想レビューチャンネルを持つ人気YouTuber

■サポートランナー
Mhysaさん:ロケ地巡りするほど「ゲーム・オブ・スローンズ」が好き
☆夜の王☆さん:「ゲーム・オブ・スローンズ」に人生を狂わされた男
Hodor!さん:「ゲーム・オブ・スローンズ」は不変の恋人

座談会⑤【第四章(シーズン4)ネタバレハイライト&第五章(シーズン5)の注目ポイント】

動画でご覧になる場合はこちら▼

──第四章(シーズン4)は今まで以上に激しい展開になり、皆さんも「次が見たい!」と第五章(シーズン5)が気になって仕方がないと思います。まずは第四章(シーズン4)の概要をご紹介しましょう。

玉座を狙う者たちが虎視眈々と力をつける中、王都のラニスター家にも立て続けに悲劇が勃発。北でジョン・スノウ率いるナイツウォッチが野人との激戦を繰り広げ、七王国に迫る本当の脅威が明らかに──。

──第四章(シーズン4)はまさに「ゲーム・オブ・スローンズ」の中間地点ということで、ノンストップマラソンも折り返し地点にまいりました。サポートランナーの皆さん、第四章(シーズン4)はいかがでしたか?

Hodor!さん「第四章(シーズン4)は個人的にベストシーズンだと思っています。ティリオンの裁判シーンの辛さといったら…。『この体に生まれたことが有罪です。お前たちが望む怪物になればよかった。みんな殺してやればよかった』と、あのティリオンにそこまで言わせてしまう絶望に、胸が潰れる切なさでした。シェイはティリオンのことをもっと誠意を持って愛していると思っていたのに、なぜあの人の気持ちが分からず裁判であんなことを言うのか? しかも最後は、シェイに殺されそうになったティリオンがあわてて彼女の首を絞めてしまうのですが、その時に使うのが“王の手”のネックレスなんです。それがもう切なくて切なくて…どうしてここまで私の心を痛めつけるんだ、この制作陣は!と思いました」

──第三章(シーズン3)の座談会もそうでしたが、ドラマを振り返っているうちに心の傷が復活しているようですね。

Hodor!さん「そうなんです。この作品のテーマは『いい人間もひどい目にあう』『ヒーローが必ず勝つとは限らない』であり、まさにこのあたりのエピソードにそのテーマが凝縮されていると思います」

☆夜の王☆さん「僕が第四章(シーズン4)でアガったのは、それまで群像劇で別パートだった人たちが後半にかけて合流していくところです」

──確かにそこは一番熱いですね!

☆夜の王☆さん「ラストの10話でスタニス・バラシオンと<壁>の人たちが合流するところでバーンとアガります。そしてこれは悲しくもあるんですが、ブライエニーとハウンドの決闘。この2人は合わせ鏡のような存在で、誰よりも騎士らしいのに騎士として認められず、同じ人を守ろうとしているのにいろんなすれ違いがあり、まさか殺し合うことになるなんて…。2人のセリフ一つ一つが、これまで歩んできた道を考えると『もうやめてくれ!』と思わずにいられませんでした。お前らが争っちゃいけないよ!と」

──ブライエニーとハウンドの決闘は、見ている方もどっちに付いていいか分からず、心を揺さぶられたでしょうね。ところで2話『獅子と薔薇』でのジョフリーの死についてはいかがでしょうか?

Hodor!さん「ジョフリーが死ぬ結婚式のシーンは3回ほど見てほしいですね。そうすると『あれ?』って思うところがあるはずです。逆に言うと、第四章(シーズン4)でムダなシーンは1つもありません」

Mhysaさん「すべてのセリフに意味がありますよね」

☆夜の王☆さん「結婚式のシーンはジョフリーがこれまでで一番輝いたところだと思うんですが、ここで僕が特に好きなのは、ヴァリス、オベリン、マージェリーが向ける軽蔑の眼差し。最高に気持ちよかったです!」

──みんながドン引きしてますもんね。続いて印象的なシーンといえば、9話『黒の城の死闘』のナイツウォッチと野人たちとのエピソードですよね。激しい死闘が繰り広げられましたが、いかがでしたか?

Mhysaさん「戦闘シーンではありますが、一つの愛の物語を見せられている気分でした。1話で戦闘だけを描くのはあれが初めてでしたよね。ドラマなんだけど映画のように一つのストーリーとして完結していて面白かったです」

──確かに「ゲーム・オブ・スローンズ」は戦闘シーンでも物語を止めないのが上手いですよね。

☆夜の王☆さん「以前、Twitterのタイムラインで考察されている方がいて『なるほど』と思ったことがあります。イグリットって第三章(シーズン3)でジョンを矢で撃っていますが、あれは致命傷にならないよう撃っていて、ジョンが裏切り者ではないという証拠を残すためアシストさせたものじゃないか──と。確かに彼女はジョンの笑顔を見て撃つのをやめ、今回もジョンを助けてしまったわけですから」

──なるほど。では続いて第五章(シーズン5)の注目ポイントや見るべきシーンがありましたら教えてください。

Mhysaさん「私は個人的にサンサ・スターク推しなんです。第五章(シーズン5)の2話から彼女は自ら歩み、その中で自分の考えや斥候の人々との付き合い方、そして彼女なりの策略がだんだん見え始め、ただのお姫様ではない彼女の魅力がやっと見えてくる展開があるので、ぜひ注目してほしいです」

☆夜の王☆さん「第五章(シーズン5)の注目はスタニス・バラシオンです。スタニスのいい所と悪い所は、いずれも目的意識としては同じ方向を向いています。彼や家族が魔女に惑わされていく中で、この2つの面がどうなっていくか見てほしいです」

Hodor!さん「第五章(シーズン5)は個人的に最も挫折しそうになったエピソードがあるんです。正直、辛いです。でも、第六章(シーズン6)は第四章(シーズン4)と同じく神シーズンとの声が名高く、その下地になる出来事が第五章(シーズン5)でたくさん起こります。辛いシーンは目をそらしていいので、ぜひ見てください」

──皆さんも第五章(シーズン5)がますます楽しみになったと思います。ぜひ今回の話に出たポイントを押さえながら第五章(シーズン5)をご覧ください。

座談会⑥【第五章(シーズン5)ネタバレハイライト&第六章(シーズン6)の注目ポイント】

──第五章(シーズン5)について語っていく前に、まずは概要をご紹介します。

巨大なドラゴンがエッソスの空を駆け抜ける中、デナーリスは女王として成長。王都のレッドキープ上には粛清の嵐が吹き荒れ、北ではジョン・スノウ率いるナイツウォッチと野人たちとスタニス軍が選択を迫られる──。

エミー賞のドラマシーズン部門で作品賞、監督賞、脚本賞、ティリオン役でピーター・ディンクレイジが助演男優賞とたくさん受賞しました。

──サポートランナーの皆さんは、第五章(シーズン5)をいかがご覧になりましたか?

Hodor!さん「初めてご覧になっている方は『えっ?』となっていると思うんですよね、最後の最後で」

──まさかの主人公と思える2人目ジョン・スノウが死んでしまうわけですからね!

Hodor!さん「でも、ネッドもロブも逝っちゃったしな…と若干変なあきらめ感が出てきたり。個人的にはマーテル家の領地ドーンの衣装やお城とか、シーンは短いのですが全然違う南の文化がカッコよくて好きでした」

──確かに、第五章(シーズン5)から撮影や美術が一気に素晴らしくなりましたね。☆夜の王☆さんはいかがでした?

☆夜の王☆さん「スタニスがついに“選択”をしてしまいましたね。『さようなら』ということで。彼はメリサンドルとダボスという、分かりやすく言うと悪魔と天使のうち天使の方を追い払ってしまい、道が決まったな!という感じでしたね。メリサンドルが人の気持ちを分かってないな、と感じたのが、みんなの見ている前でスタニスの娘を処刑したところ。そんなの、まともな常識を持っている人は付き従うはずがありませんよね。魔法を持っていても人の気持ちが分からないというのは考えものだな、と思いました」

Mhysaさん「サンサが“とんでもないこと”になってしまってからの、シオンと飛び出すというまでの展開が印象的。ずっと戦い続けた彼女がやっとシオンを動かしたんですよ。メランダとのちょっとした掛け合いでも、サンサのまっすぐな芯の強さが台詞で表れていました。後半は特に見どころ満載ですね」

──第五章(シーズン5)に登場したキャラクターで注目の人物はいますか?

Mhysaさん「ハイスパローが、一番新しいキャラとしてどんどんとんでもないことをします。最初の登場シーンなんかは本当に質素な方という印象だったんですが、だんだん権力欲というか、権力に巻き込まれていくことで暗躍するというのが面白いキャラクターですね」

──ハイスパローに粛清されるサーセイへの感情移入をどうすればいいのか?という視聴者も多いと思います。☆夜の王☆さんは他に注目キャラは?

☆夜の王☆さん「第四章(シーズン4)からすでに登場していたのですが、第五章(シーズン5)でついにみんなが<夜の王>の存在を知ることになります。僕が大好きな8話『堅牢な家』の最初でデナーリスが『ターガリエン、ラニスター、バラシオン、スターク、タイレル…すべて私は車輪の輻で壊す』と言うんですが、彼女が七王国盗りを宣言したエピソードの最後で『七王国を壊すのはデナーリスじゃなくてこいつらなんじゃないか?』と予感させるぐらい、2つの軸が盛り上がってきて熱いな!と感じました。<夜の王>に今後も期待していただきたいです」

──死の軍団はやばいぞ!という雰囲気がどんどん出来始めましたよね。そして10話の衝撃の展開についても話していただけますか。

Hodor!さん「オリーが最後に刺しますよね。あれはキツかった…。ジョンの中ではどこかでブランやリコンのことを思っていて、あの子に目を掛けていたところもあるのに、『お前もなのか』というところがジョンの最後の生きる力を奪った気がします」

☆夜の王☆さん「10話はね…。ジョンは死んだからしょうがないんですが、スタニスも死んだし、シオンとサンサは壁から飛び降りてどうなったの?だし、ミアセラ・バラシオンも亡くなったし…」

Hodor!さん「あの子はいい子だったのにね~」

☆夜の王☆さん「デナーリスもドスラキライダーに連れ去られてどうなったの?と。みんながダウン!ダウン!ダウン!って下がりまくっちゃうんですよ」

──確かに、第五章(シーズン5)はみんな苦境に追いやられている感じがありますね。

Mhysaさん「私はサーセイが受ける仕打ちにビックリでしたね。確かに憎かったけど『それじゃない!』と(笑)。彼女の今まで鬱屈した怒り・苦しみ・屈辱・復讐心を増長させるだけで、違うんだよな…と思いながら見ていて辛かったです」

☆夜の王☆さん「逆の意味で決定打になりましたよね」

Hodor!さん「ああなれば世界を呪いますよ」

──これから第六章(シーズン6)でどんな展開が待っているのか、見どころを語っていただけますか。

Mhysaさん「第六章(シーズン6)も神シーズンと呼ばれているだけあって、1話から涙腺崩壊なんです。けっこう伏線の回収もここらへんから始まっていくので、本当に楽しく面白く見ていけるシーンが多くなってくると思います」

☆夜の王☆さん「とにかく第五章(シーズン5)ではみんな落ちまくっていたので、その“落ち”からの“上がり”がスゴイですよね。あと、第五章(シーズン5)で若干忘れかけたかと思うのですが、スターク家の下から2番目の息子・ブランが戻ってくるので注目してください」

Hodor!さん「私が注目してほしいのは5話の『扉』。不思議なタイトルが付いている回ほどすごく内容がある、というのが『ゲーム・オブ・スローンズ』の定説です。あと、ファイナルの10話は本当に完璧で神がかっているので、楽しみにしてください」

──皆さんも今回の話に出たポイントを押さえながら、ぜひ第六章(シーズン6)を楽しんでください。

座談会⑦【第六章(シーズン6)ネタバレハイライト&第七章(シーズン7)の注目ポイント】

──第六章(シーズン6)を終えてゴールまであと少し! 最後まで突っ走って視聴してください。ではまず、第六章(シーズン6)を振り返る前に概要をご紹介します。

未知の土地に放り出されたデナーリス。視力を奪われたアリア。シオンと共に逃げ出したサンサ。そして裏切りに遭ったジョン・スノウ。過酷な運命に翻弄され、死の気配が漂う中、物語が大きく動き始める──。

──サポートランナーの皆さん、第六章(シーズン6)で好きなエピソードはありますか?

Mhysaさん「全体を通して見てみると、アリアがレッド・ウェディングのリベンジをしてくれたり、サンサがラムジーを犬に喰わせて殺させたり…。いろいろあるけど最後は納得して終われる展開で美しかったなと思います」

──確かに第六章(シーズン6)はサンサとアリアのリベンジ回でもあるんですよね。

Hodor!さん「私がホーダーと名乗るからには、5話『扉』に触れないわけにはいけません。なぜホーダーという存在がいるのか? 今まで何となくぼんやり『いるな』というだけだったのが、こんなふうにつながっていたのか!ここでそれを持ってくるのか!と。もともとは普通にしゃべっていたウィリスという少年が、あの時からずっと頭の中で“ドア”を止めてるんだろうなと思うと、泣けてきます。最後にホーダーが一生懸命ドアを押さえているところに、けっこう容赦なくグサグサ刺される…生涯をすべてブランに捧げたと言っても過言ではないでしょうね。本当に好きなキャラクターです」

──ようやくHodor!さんの名前の秘密も明かされた5話ということですね。では、第六章(シーズン6)で好きなシーンがあれば教えてください。

Hodor!さん「2話『故郷』でアーサー・デインという暁の騎士が登場するところです。ブランが過去を見れるようになったことでいろいろなことが分かってきて、その中で描かれるアーサー・デインのカッコいい二刀流の剣技に、シリオ・フォレル以来シビれました。あのシーンだけを何回も繰り返し見ちゃうほどカッコよかったです」

Mhysaさん「7話『砕かれし者』でハウンドがカムバックするところも良かったです。あとはリアナ・モーモントの衝撃的な登場シーンですね」

☆夜の王☆さん「リアナ・モーモントは最高!カッコよすぎる!」

──確かに、いろいろ再会したり復活したキャラとかいましたね。あと、9話の『落とし子の戦い』についても語ってください。

☆夜の王☆さん「このエピソードはとにかくラムジーの演出ですよね。ラムジーの演出がエグすぎて…」

──あれはもう最悪ですよね。

Hodor!さん「ジグザグ走らないリコンが…」

Mhysaさん「なぜジグザグ走らなかった?」

☆夜の王☆さん「まっすぐ走るしかないんですよ。『合戦の合図を何にしようかな』みたいにラムジーがすごく楽しんで考えたんだろうな、と伝わってくる最低の始まり方から泥仕合に展開していくんですよね」

Hodor!さん「ラムジーの憎らしさが際立っていますが、一方でラムジーのスゴさもあるんです。彼は落とし子でちゃんとした教育も受けてないはずですが、すごく冷静で、憎たらしいほど戦術もキチンとしている。盾を使った戦法も古くはギリシャの戦法をモチーフにしていると言われていて、すごくよくできている。それだけの才能を持っていながら、惜しいなとも感じました」

Mhysaさん「私は、落とし子の戦いに至るまでのジョンとサンサのやり取りが印象的でした。サンサのことを思うと、ジョンももうちょっと話を聞けばいいのにと感じるし、サンサの復讐したい思いや家を取り戻したいという思いも強いし…。それぞれが自分の生きざまに忠実であるがためにすれ違ってしまうところが、リアルだなと感じました」

☆夜の王☆さん「ジョンはキングズ・ランディングの戦いを知らないから、完全にナメきっているんですよ。サンサの方が正しかったんだけど、分からなかったんだろうな」

──第六章(シーズン6)は各話ごとにこうやって語ってもいいシーンがたくさんありましたが、後で重要になるから覚えておいてほしいシーンやキャラクターはありますか?

☆夜の王☆さん「第六章(シーズン6)で突然現れたユーロン・グレイジョイ。おいおい空気読めよ、みたいなことをしてくれるので(笑)こうご期待です」

──清々しいクズが登場しましたよね。皆さんもぜひユーロンをチェックしてください。

Hodor!さん「私は、第六章(シーズン6)あたりから人間じゃないような存在になってしまったブランですね」

──あれは超能力ですか? 木になったってことですかね?

Hodor!さん「<三つ目の鴉>になったということですが、ブランのダイアウルフであるサマーが噛み殺されてしまいますよね。その時にブラン自身は死んで、あの“ブラン・スターク”はもういない、というふうに受け取っています」

──なるほど! というわけでいよいよ、残すところあと2章となった『ゲーム・オブ・スローンズ』。最終章(シーズン8)へと続く第七章(シーズン7)はどんな展開が待っているのでしょう? ぜひ見どころを語ってください。

☆夜の王☆さん「必見のエピソードは4話の『戦利品』。リアルタイムで追いかけてきた人にとっては第一章(シーズン1)からここまで7年近く見ているわけですが、7年経っても一度も会っていない人たちがいるんです。会話すら交わしていない、とても特徴的な人たちが交わりあう瞬間は興奮しましたね」

Mhysaさん「私はオレナ様の生きざまと選択が好きでしたね」

──オレナはカッコイイですよね。皆さんも今回の話に出たポイントを押さえながら、ぜひ第七章(シーズン7)を楽しんでください。

座談会⑧【第七章(シーズン7)ネタバレハイライト&最終章(シーズン8)の注目ポイント】

──第七章(シーズン7)を終えていよいよゴール直前! ずっと走り続けてきた視聴者の皆さま、泣いても笑っても残りわずかですね。一緒に最後まで走り続けましょう! ではまず、第七章(シーズン7)の概要を振り返りましょう。

玉座の争いを生き残った名家の面々が、いよいよ王都に勢揃いする。人々は何のために戦い、何のために死ぬのか? ホワイト・ウォーカーの死の軍団が北から迫り来る中、七王国の運命が決まる──。

──最終章(シーズン8)目前の第七章(シーズン7)を、サポートランナーの皆さんはどうご覧になりましたか?

☆夜の王☆さん「7話『竜と狼』のドラゴンピットのシーンで、サーセイ役のレナ・ヘディの演技が光ってましたね。ピーター・ベイリッシュがブランと会った時のショック、ジェイミーがドラゴンに会った時のショック、そしてそれらを上回るのが、サーセイが初めて死者に会った時の顔ですよ。もう素晴らしすぎて…。もちろんユーロン・グレイジョイもクァイバーンもジェイミーもみんな驚いてましたが、あそこのみんなの常識が覆される瞬間は何度も見てみたい場面でした」

Mhysaさん「第一章(シーズン1)の見どころでお伝えしたように、ベイリッシュがスターク姉妹によって“さよなら”させられますよね。ここでアリアが使った短剣というのが、そもそもこのカオスな戦乱の世の中を作ったベイリッシュの短剣──巡り巡って自分がその短剣によって退場していくというストーリーの戻り方が面白いなと思いました。彼は結局このゲームに勝てなかったということです」

──ベイリッシュはゲームメーカーとして好きだったんですよ。個人的には残念でしたね。

Hodor!さん「私が印象的だったのは、4話の『戦利品』のエピソードでドスラク族の戦い方をおそらく初めて目の当たりにするところ。遠くから音が聞こえてきてみんなが『あれ?』となった後に、ドスラク族がわーっと来るところで馬の上で立ち上がるシーンがめちゃくちゃカッコよくて! その態勢から剣を振り回していたらさらにドラゴンが火炎を吐いていて、『ジェイミー逃げて!』と思いました」

──ジェイミーはドン引きしてましたよね。

Hodor!さん「そしてブロンの奮闘ぶりも忘れられません」

──では、第七章(シーズン7)での注目キャラクターを教えてください。

Mhysaさん「やっぱりシオンかな。最初にジョンと再会するシーンで彼の言った言葉が、サンサについてなんですよ。いやいや、お前変わらないな(笑)と思いました。ジョンが殴り掛かってくることが分かっているから、『でも僕はその後にサンサを救ったよ』とアピールするために彼女のことを言う、生に執着するところがシオンらしいというか」

Hodor!さん「本当にヘタレですよね(笑)」

☆夜の王☆さん「シオンは切り札から使っていくスタイルですね。他では、すぐに退場してしまうんですが、サムウェル・ターリーの父であるランディル・ターリー。最初は印象が悪かったんですが、死に際にけっこう信念を見せたし。ただ、ちょっとやるせなかったのは、父親に殉じるリコンと『俺も一緒に死ぬ』とおびえないように手をつかむんですよ。その優しさをサムウェルに分けてほしかったなと最後の最後で思いました」

──ランディルは最初は差別的なキャラクターとして登場しましたからね。

Hodor!さん「リード姉弟は徐々に死んじゃって、何の利益もなく死ぬ思いでブランを連れてきた姉ミーラが最後に『私もう帰ります』と言うと、ブランが言ったのは『ありがとう』…それだけなんですよね。そりゃ怒るよな。でもそれが、ブランが“ブラン・スターク”ではなく<三つ目の鴉>という人ではない存在になってしまったということでしょうね。その後のことを思うと、もしかしたらミーラは『ゲーム・オブ・スローンズ』の中で一番かわいそうな人じゃないでしょうか」

──長いようであっという間だった「ゲーム・オブ・スローンズ」もいよいよ最終章(シーズン8)を迎えますが、誰が生き残り、誰が玉座に座るのか? 海外ドラマ史上最高傑作と呼ばれる歴史的大作がついに完結するわけです。果たしてどんな結末が待っているのか? 最終章(シーズン8)の注目すべきポイントやここは見逃さないでというポイント…見どころだらけかもしれませんが、いかがでしょうか?

Hodor!さん「人類滅亡かもという事態に直面した時に、それまで歩んできたキャラクターたちが何をしてどういうことを話すのかというところを見てほしいです」

──☆夜の王☆さんはどうですか。攻め込む側の視点として(笑)。

☆夜の王☆さん「夜の王としては最善を尽くして皆殺ししたいんですが(笑)。Hodor!さんの話に付け足す形になりますが、明日死ぬかもしれないという状況で、サーセイはその先なのか途中なのかは分かりませんが、明らかに自分の立場を保つために利己的なことを考えるんですよ。この利己的な人と利他的な人たちとの選択の差を見てほしいと思います」

Mhysaさん「いろんなことが終焉してからの、登場人物それぞれの道の選択なんかもちゃんと伏線を回収してくれているので、ちゃんと見守ってほしいですね」

──皆さんも今回の話に出たポイントを押さえながら、ぜひ「ゲーム・オブ・スローンズ」が迎えるフィナーレをその目で確かめてください!

座談会⑨【最終章(シーズン8)ネタバレハイライト】

──皆さん、全8章ノンストップマラソンの完走おめでとうございます! まずは「ゲーム・オブ・スローンズ」がどんなふうに結末を迎えたのか、最終章(シーズン8)を振り返りましょう。

人類の存亡を懸けたナイトキング率いる死者の軍団との決戦、そして長きにわたって繰り広げられてきた戦いを勝ち抜き、最後に鉄の玉座に座るのは果たして──。2019年第71回エミー賞では歴代最多タイ12部門受賞と、まさしく有終の美を飾りました。

──ではまず、“死んでしまった”Hodor!さんからお話を伺いましょう。最終章(シーズン8)を死者の国からどうご覧になりましたか?

Hodor!さん「何とか生き残りたかったんですけど、ウィンターフェルの攻防戦あたりでやっぱりあれは生き残れないだろう…という感じですね。個人的には大好きなエッドやリアナ・モーモント様だったり、目立たないけどいい働きをしてきた人たちも、この作品の『いい人でも関係なく死んじゃうよ』というところが徹底されていて、切なくもありリアリティもあるなと感じました」

Mhysaさん「私もミサという名前を使っているだけあり、ダニー(デナーリスの愛称)の一生とは何だったのか?をいまだに考えています」

☆夜の王☆さん「いやぁ、本当に終わったのか…という感じですね。喪失感がすごかったです」

──最終章(シーズン8)での好きなエピソードやシーンを教えてください。

☆夜の王☆さん「やっぱり、誰もが涙を流したと信じたいんですが、ブライエニーの叙任式が描かれる2話の『七王国の騎士』ですね。彼女は誰よりも騎士らしいことをしてきたのに、女性だからという理由で騎士になることはできなかった。そこに応えたのがジェイミー・ラニスターで、彼がブライエニーを騎士に叙任したわけです。キングスレイヤーの汚名を着せられていたジェイミーが、七王国に一つ正しいことをもたらす──互いが互いにとって有意義な行為をしたという2人の関係性が最高でした」

──最終章(シーズン8)で注目したキャラクターはいましたか?

Mhysaさん「『ゲーム・オブ・スローンズ』らしい現代的な終わり方をしたという意味では、サンサを推したいですね。サンサは第一章(シーズン1)、第二章(シーズン2)、第三章(シーズン3)では王子様との結婚を夢見る少女でしたが、最終的には北の女王になりました。その隣には王子様も王様もいない。一人で玉座に座る姿勢を見せたということが、この物語で一番美しい結末を迎えてくれたなと思っています」

☆夜の王☆さん「この作品は途中から『父を超える』という脱・家父長制みたいな部分を打ち上げていて、物語のベースとなる中世の世界観との食い合わせがとてもいいテーマだったと思います。サーセイとデナーリスが失敗しちゃったのはとても悲しかった。

サーセイは父と同じやり方でしか人を治めることができない、と結論づけてああいうことになってしまったし、デナーリスも『Burn them all』とすべて燃やし尽くしてしまったし…。そんな中で、ジョン・スノウは何とか父親の影を払拭できましたよね。

サンサとアリアの助言のおかげだったと思うんですが、『愛は義務を殺してしまう』というエイモンからの言葉を思い出すと、ジョンが父親を超えることができて“収まるべきところに収まったのかな”という感じはしました」

Hodor!さん「各々の生きざまの行方がすごく気になっていました。シオンも人の弱さを凝縮したような人なので、個人的には恥をさらしてでも生きてほしかったですね。惜しいです」

──最後に鉄の玉座に座ったのがまさかのブランだったわけですが、ブランが最後にあの立場になったことについてどう思いましたか?

Hodor!さん「ファンの間では『ブランが次の夜の王になる』説が交わされ、私もそれを期待していたんですよ。でも、ブランは何もかも超越しているけど、パッと見は足が悪くて歩けない人。そういう多様性を最後に希望として見せたかったのかなと思いました」

☆夜の王☆さん「ブランが王になった時にサンサが北部を独立させましたよね。北部って長き夜でものすごく損したじゃないですか。ブランが独立を受け入れたことはとても良かったと思いました」

──では最後に「ゲーム・オブ・スローンズ」への思いを一言ずつ語ってください。

Hodor!さん「『ヴァラーモルグリス』の一言ですね(笑)。いい人間もひどい目に遭い、みんな死ぬというところがリアルで良かったと思っています」

Mhysaさん「もう1回見てください(笑)。もう1周してください」

☆夜の王☆さん「こうして皆さんとお話しさせていただけることが、このドラマの素晴らしさです。対社会や対家族で悩む人たちがたくさん出てくるから、どの人に感情移入するかが見る人によって全然違うと思いますが、それによって皆さんの感想も違ってくるので、自分以外の人の感想を聞くのがめちゃくちゃ楽しい! いざ見始めたら、価値観をアップグレードさせてくれるようなことをたくさん見せてくれたので、そういう意味でもいいドラマだと思いました」

──「ゲーム・オブ・スローンズ」全8章ノンストップマラソン サポートランナー座談会はこれにて終了となります。皆さんありがとうございました!

前編はこちら▼▼▼

スターチャンネルでは「ゲーム・オブ・スローンズ」を絶賛放送中!ぜひ本記事とあわせ、お楽しみください。放送情報詳細はこちら ⇒ https://www.star-ch.jp/drama/

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